📷生きもの写真館(水辺の鳥たち)

オオバン

 

ツル目クイナ科オオバン属

全長32-39cm。名前はバンより大型であることに由来する。頭頸部は黒く胴体は灰色の羽毛で覆われ、尾羽基部下面は黒い羽毛。尾羽の色彩は黒褐色で先端は白い。虹彩は赤や赤褐色で、くちばしの色彩は白い。上くちばしから額にかけて白い肉質(額板)で覆われる。雑食性で、主に水生植物を食べるが、魚や鳥の卵や雛、昆虫なども食べる。湖沼やその周辺に住み、よく泳ぐ。冬は本州以南で越すものが多い。雄雌は見分けにくい。

オオバンの鳴き声

コガモ

 

カモ目カモ科マガモ属

全長38cm。カモの仲間では最小。雄は茶色の頭に緑色の帯、尻の横に黄色い三角模様でカラフル。雌は全体に褐色で、黒褐色の班がある。湖や池、沼、河川に秋から初夏まで見られる。食性は植物食で、河川や湖沼などの水面から届く範囲の藻や水草を食べている。

キンクロハジロ

 

カモ目カモ科ハジロ属

全長40-47cm。雄は真っ黒な胴に白いくちばしと胸、冠羽に黄色い目。雌は濃い茶色の胴体に薄茶色の胸。食性は雑食性で、水生植物や昆虫、甲殻類、軟体動物、魚類やその卵、カエルなどを食べている。

湖や池、沼、河川に秋から春まで見られる。

マガモ

 

カモ目カモ科

冬鳥体長50-65cm。冬鳥として全国的に渡来する。雄は黄色のくちばし、緑色の頭、白い首輪、灰色と黒褐色の胴体と鮮やかな体色をしている。雌はくちばしが橙色と黒色で、黒褐色の縁取りがある羽毛に覆われる。食性は植物食が主の雑食で、水草や植物の種、貝などを食べている。マガモを家禽として改良したのがアヒル。アヒルとマガモのかけ合わせが合鴨。

ホシハジロ

 

カモ目カモ科ハジロ属

全長42-49cm。冬に越冬のため渡来する。雄の虹彩は赤く、繁殖期は頭部から頸部の羽毛が赤褐色、胸部や尾羽根元の羽毛は黒褐色。体側面は灰色で黒や黒褐色の細かい模様が入る。雌の虹彩は褐色で、頭部から胸部にかけて褐色の羽毛。おもに水中藻類を食べるが、魚類や両生類、昆虫、甲殻類、軟体動物なども食べる雑食性です。